『少ない公判期日に対してどうすればいいのでしょう? 』 平成18年8月4日
 

■質問  
刑事裁判で、ご相談申します。正式に起訴になりました。
遺影の持込み、意見陳述をさせて欲しい、等のお願いの為、今日始めて公判の検事にお会いしましたが、第1回目に相手側が検事側の論告を認め反論が無い場合、その場で意見陳述を言うことになるかもしれない、と言い、私共の弁護士が、「それでは加害者へのこちら側の反論も出来ない」と言いましたが、二回目で判決になる場合もある、裁判所が決める事だからそれはどうにもならない。と言われました。何か釈然とせず、「起訴してやったからいいだろう」と言う態度が見え、検察の冷たくて厚い壁に、またまたショックを受けています。裁判所に上申書の様な形で第1回で終わりとしないで欲しい、十分に審理して欲しいと、公判前に申し出る事は出来るのでしょうか?2回目が判決と言う例はあるのでしょうか。事故の真相を知る為と、過去に少なくても2度の人身事故を犯し、謝罪も無い加害者を実刑にして欲しく、頑張ってきましたが、又壁にぶつかってしまいました。この様な事を言う検事にどう対処したらよいのか、これまで必死に訴えてきた事が、白紙に戻った気持ちです。力をお貸し頂きたくよろしくお願いします。

■回答
第1回公判開始前に、謄写請求と意見陳述を申し立てること。
検事の体面を保ちつつ、被害者に与えられた権利を行使する、検事へのクレームはそれから。まず意見陳述の前提として、謄写を求める。謄写は頼んでもすぐには出来ません。 記録を読む時間もあります。第1回で終わるという予定は、公判前に検事と裁判官と弁護人の3者合意で決められますが、これにくさびを打ち込むことも出来ます。公判第1回前に、記録の謄写の請求をすることです。もちろん現実に謄写できるのは、第1回公判開始されてからです。当然に、記録を読んでから意見陳述させてほしい、と言えますから、謄写請求と同時に意見陳述の上申書を書くことが有効となります。検事と裁判官宛と同時にします。検事としたら無視することも出来ません。意見陳述は握りつぶすことができないからです。意見陳述申し立ての内容を、副検事に言う必要はありませんが、検事としては内容を知ろうとしますが、『捜査記録を読んでから意見陳述したい』と書けば、あらかじめ決まった期日を伸ばすしか方法はありません。 以上の過程は、時として弁護士の名前が必要な場合もありますが、意見陳述が親二人であれば、効果は十分に上がります。結局は被害者排除システムに対して、どうくさびを打ち込むかという事がポイントです。希望を捨てず、あきらめずです。せっかくここまで来ているのですから、存分に力を出されるように。意見陳述申し入れに、副検事が制止し、書面を出すように言われた、との報告もあります。裁判官に直接声を聞かせる制度が意見陳述ですから、生の意見陳述に勝るものは有りません。