重度後遺症被害者の裁判(26)
高次脳機能障害と意識障害の裁判キーワード “カルテ”
平成18年3月11日
 

高次脳機能障害、意識障害での付添費認定や他の問題に、損保から出てくる立証資料はカルテがある。(完全介護システムと医師意見書 後日検討)

被害者『付添いは介護労働を伴うものであり、単なる付き添いではないので、1日1万円は認定されるべき』と主張すると、損保は次のように反論する。

“カルテ”
@損保の反論(カルテ)
『家族が介護していないと【カルテや看護記録に家族の介護の記載がまったくなく、付添費は労働を伴わない単なる付き添いだから、3〜4千円程度』と言ってきます

A損保への再反論
カルテや看護記録を根拠とする損保主張への再反論

再反論1
 『意識障害の場合、病院は、家族の常時付添いを条件とするから介護作業は当然家族が行うとされ、カルテと看護記録にことさら書かないのが通常であり、看護婦も自分の看護を中心にするから、ことさら家族の介護作業を書くことをしないのが通常である』
再反論2 
 『病院の建前は完全介護だから、看護婦が家族の介護を書くのは職務違反となる可能性があり、あまり記載しないのが実態である。しかし完全介護が建前としても、カルテに家族の補助介助を記載していることもまれではなく、現に「〜(記載の内容)」とカルテに一部が記載されている。この記載から見る限り家族がどれほどの介護をしているか、想像していただきたい。』
再反論3  
 『医師からは常に刺激を与えるよう音楽や声を聞かせたり、マッサージをするよう家族は指導されており、そうした行為は厳密な意味での医療行為にあたらないのであって、かかる介護作業をカルテに記載がないのが実態ではなかろうか。〉 と。