事件簿 怒りを感じる不正捜査 告発(1)
― 加害者証言で発覚した姫路警察の調書ねつ造と副検事の証拠隠匿? ―
平成16年3月8日
 

赤信号無視轢き逃げ事件の民事事件が先週、控訴審判決で終了しました。刑事で見落とされた被害者信号黄色との警察供述調書『被害者の対面信号黄色だった』が『被害者の信号は、青か、青から黄になる途中』とされました。警察の被疑者調書を真っ向から否定し、真実が民事裁判で発見された裁判となりました。

平成12年5月30日姫路の信号のある交差点で死亡事故。加害者は赤信号無視、轢き逃げなのに、刑事裁判は執行猶予。その後遺族に執行猶予通知。それを見た亡き被害者の兄は【執行猶予判決が納得できない】。損保は『被害者に黄色信号無視の3割過失』なので3割控除で4800万と。
『弟の黄色信号は納得できないし、3割過失も納得できないので裁判して欲しい』と依頼。

【記録と現場の検討】
加害者は故意の赤信号無視で、そのうえ事故直後に逃げていました。轢き逃げ。 故意の赤信号無視で轢き逃げあり、どうして執行猶予となったのか?6月1日見分調書と被疑者調書のどちらも『被害者の信号黄色を見た』とある。12月作成検察調書でも被害者の信号黄色を見たと。被害者の信号が黄色とされたため執行猶予となったのです。被害者の信号を見た目撃者はなし。執行猶予は被害者信号黄色を見たとの加害者調書記載のためでした。姫路の現場に被害者兄と同行。現場で確認すると、加害者の車の運転手の視点では、衝突した車が右から来ているので、左斜め上の信号の色等見ているわけがないはず。というのは被害車輛は右から来ているから、左にある被害者対面信号を見るはずもない。とても加害者が被害者の信号を見たとは思えない。加害者から被害者の対面信号だけ見た、というのもあまりに不自然。おかしい。どう考えてもおかしい。

【信号周期事件】
信号のある交差点での事故はこれで数回目なので、私も慣れてきてます。信号周期表があるはず、と見ると信号周期表がない。えー?信号周期がどこにもない。おかしい。信号周期表すらない捜査記録は疑わしい。既に2年以上経過しているので、とりあえず、現在と事故時の信号周期表取り寄せの弁護士会を通じて調査をする。すると、1年以上経過で、事故時の信号周期表はないと公安委員会の返事。やむなく信号終期報告もない捜査記録のみで提訴。

【真実追求のため民事裁判】
提訴後、信号周期表の報告を警察がしていないことはない、と悶々悩み、裁判中に担当警察署に問い合わせをしましたら、信号終期報告書は作成し、検察へ送検しましたと文書で回答してきました。へーびっくり。でもえー??なんで捜査記録にないの? 
とりあえず、検察が正式提出記録以外に、未提出記録もあるかもしれないと思い、あることを前提に、裁判所に検事未提出記録の命令をもらう。提出していない捜査記録などあるはずもないか、とあきらめていたら、出てきました。検察庁が未提出記録として、信号周期報告があるとして、未提出信号周期報告を提出してきました。これもビックリ。黙っていたら、絶対に出してこない記録でしたから。次に何で提出しなかったのか? と検事疑い、警察も疑う。赤信号無視で轢き逃げであれば、執行猶予ありえない事件ですから、うさんくささが臭う。

【信号周期表の分析】
信号周期を分析し、信号周期を時間軸に沿って見ていくと、おかしい。どう考えても被害者の信号は黄色でなく青です。青信号か、青から黄色への変わり目。これを提出し、加害者と目撃者を証人尋問。目撃者は出てきませんでした。迷惑なのでしょう。最後の頼みは、敵方の加害者尋問です。

【加害者法廷尋問】
被害者の信号は実は見ていない。調書上で被害者の信号が黄色を見たという調書は、実際と違うと言います。誘導したと明言。それじゃねつ造じゃねーか、おいおい。びっくり。『警察官が黄色のはずや』と誘導されたから仕方なく認めたもので、自分はみていない』と。警察官に【信号周期から考えて、黄色のはず】【見たはずや】と言われたから、調書の記載となり、自分は信号の色見ていないと。思わずやったーです。敵方張本人が本当のことを言うとはびっくり。次に加害者は『赤信号発進は、きっかけがあった』と。問い詰めると『交差する歩行者信号が青点滅となったので発進した』と。びっくり。思うつぼ?
青点滅は4秒間も続き、その間被害者信号は青。被害車両の信号は、青は間違いない。
やったー。思わず遺族と握手。被害者過失ゼロと断定の地裁判決支持の控訴審で支払いは1億円を越えます。4800万円の損保呈示から3年目です。違法な捜査に執着した結果です。 

【加害者調書ねつ造の背景】
警察が勝手に誘導した理由はわかりません。 副検事がひどいのは信号周期を隠匿した点。ねつ造かもしれないとわかってるから信号周期表を提出してません。事故は作られ、副検事腐ってます。都合の悪い記録は故意に提出せず、隠せます。加害者がなんとかして欲しいと警察へ頼むのは日常的なこと。何もしないのは被害者だけ。被害者は後で歯ぎしりしますが、警察も検事もねつ造し放題。交通事故は軽く扱ってもいいとされているからです。被害者にとってはたまりません。たくさんあると思います。被害者のいないところで、加害者は警官に頼み放題、警察官は記録作り放題。今回は正直加害者だった事で判明したねつ造。民事といえ勝った以上の気分。めったにない真実追求の民事裁判で、刑事裁判もやり直しができるならば間違いなく、実刑です。どうして交通事故の捜査は、日常的に警察はねつ造を平気でし、検事も隠したがるのか?加害者天国ニッポン文化を支える警察と検察の日々の仕事があります。捜査情報を開示すると捜査の中立性が侵されるというのが捜査の言い分ですが、実は不正な捜査を知られたくないのです。鉄鎚を下すべき時期に来ています。裁判所は警察の不当な捜査を審査したがりません。それは伝統的に【刑事と民事は別】というわけがわからない慣例があるからです。 そのため、捜査情報は当事者に流れず、捜査だけで独占し、そのうえ捜査の違法性を告発できないシステムとしているのです。