アメリカの捜査情報開示 平成16年2月17日
 

アメリカの犯罪及び交通事故の捜査情報の入手についての州政府の広報を紹介します。
原文提供ノイエンドルフまき様、翻訳は藤木啓彰弁護士のご協力です。
日本とは格段に違い、交通事故は一般犯罪と区別され、捜査段階で開示されています。
以下の通りです。

-ロサンゼルス警察-
逮捕報告書
貴方が、自分の裁判が継続中に自分の逮捕報告書を再度よく調べたいなら、市の弁護士か区の弁護士に連絡を取って下さい。どちらでいいです。他に、裁判所にその報告書にアクセスできるよう命令を出すよう申立てることもできます。貴方が逮捕された事件について裁判が係属していない場合の逮捕報告書を求めたければ、ロス警察の情報公開課(TEL213−978−2100)に連絡して下さい。この報告書の謄本の費用は、23ドルです。

犯罪報告書
貴方が、犯罪報告書の謄本が欲しければ、ロス警察の記録・識別部に、書面による申請書を郵便で送って下さい。貴方が、この報告書を受領するには、被害者や被害者の代理人のような正当と認められる人か、又は、州政府法典の6254条に規定された条件に従う必要があります。
 犯罪報告書の謄本を得るには、以下のものを提供ないし明示して下さい。

  1. 23ドルのロス警察に支払う小切手か郵便為替。これは、記録を探索するコストを含む行政上の費用で、返還されません。また、この報告書が存在しないと分かった場合でも返還されません。
  2. 被害者の住所・氏名
  3. 謄本申請者が保険会社の場合は、保険証書番号
  4. 申請を弁護士がする場合、被害者からの権利の授権証書
  5. 報告書の種類ー強盗、暴行等
  6. 犯罪発生の日、場所
  7. もし分かっていれば、報告書番号

家庭内暴力の被害者に対する例外(費用無料)
最近のカリフォルニア州の法律は、家庭内暴力の被害者が、無償で自分の件の犯罪報告書の謄本を申請できることを規定しています。報告書の謄本取得業務を行う地方法律執行機関に課せられている時間的拘束が厳しいため、家庭内暴力の被害者は、直接、事件発生の関係地域に申請しなければなりません(記録・識別部が、家庭内暴力の被害者から郵便で受けた申請の手続きを可能な限り迅速に行います。被害者には費用はかかりません。)。
 郵便の宛先
 ロサンゼルス警察 記録・識別部 書類手続課
 90030カリフォルニア州 ロサンゼルス市 郵便私書箱30158

事故報告書
事故報告書の謄本を得るためには、記録・識別部に郵便で申請しなければなりません。事故報告書は、被害者や被害者の代理人のような正当と認められる人か、車両法20012条に規定された人に、公開されます。
 事故報告書の謄本を得るには、以下のものを提供ないし明示して下さい。

  1. 23ドルのロス警察に支払う小切手か郵便為替。これは、記録を探索するコストを含む行政上の費用で、返還されません。また、この報告書が存在しないと分かった場合でも返還されません。
  2. もし分かれば、事故発生の場所、巻き込まれた当事者の氏名
  3. 謄本申請者が保険会社の場合は、保険証書番号
  4. 弁護士が申請する場合は、関係当事者からの授権証書
  5. 報告書の種類ー交通事故
  6. 事故発生場所、日時
  7. もし分かれば、報告書番号
  8. 運転免許証があればその番号

 郵便の宛先
 ロサンゼルス警察 記録・識別部 書類手続課
 90030カリフォルニア州 ロサンゼルス市 郵便私書箱30158

拘留日情報の獲得
ロス警察によって逮捕された件の拘留日に関する情報公開の申請は、休日を除く月曜から金曜までの午前9時から午後4時までの間に、北ロサンゼルス通り150番地、パーカーセンター、部屋番号210号室の記録・識別部の監視・指揮官に対してすることができます。
貴方の拘留日についての情報公開申請は、逮捕がロス警察によってなされた場合で、かつ、ロス警察の拘留から釈放された場合に限りできます。この情報公開の費用は15ドルで、小切手でも郵便為替でも、また釣銭のいらない通貨(釣銭は出せません)でできます。
ロス警察があなたを逮捕した場合で、郡の拘置所に拘留された場合は、東インペリアル高速道路12440番地1階のロサンゼルスの郡保安官事務所を訪ねるか、そこの562ー465ー7825に連絡を取って下さい。

指紋情報サービス
ロス警察の指紋情報の提供は、法執行の補助のためにのみあります。したがって、ロス警察は、一般市民には、指紋情報は提供しません。指紋獲得の場所に関する情報については、記録・識別部の監視・指揮官に対して、213−485−2603に電話連絡を取るか、「指紋情報」という表題の下にあるイエローページの該当部分をちょっと覗いてみて下さい。

写真
犯罪状況写真
犯罪状況写真は、裁判所の命令がある場合以外は公開されません。

事故写真
事故写真は、貴方がそれを得る法律上の権利がある場合に限り、得ることができます。最初に、写真が存在するかどうか、また貴方にそれを取得できる権利があるかどうかを調べるために、13ドルかかります。もし、写真があれば、記録・識別部の職員がその後にかかる費用について、貴方に連絡を取って、概略を説明します。その費用は、写真の量と大きさによって変わります。写真と同時に事故報告書を申請する場合は、2枚の別々の小切手を用意して下さい。

 事故写真は以下の宛先に郵便で申請して下さい。
 ロサンゼルス警察 記録・識別部 書類手続課
 90030カリフォルニア州 ロサンゼルス 郵便私書箱30158
 事故写真を得るには、以下のものを提供ないし明示して下さい。

  1. 13ドルのロス警察に支払う小切手か郵便為替。これは、記録を探索するコストを含む行政上の費用で、返還されません。また、この写真が存在しないと分かった場合でも返還されません。
  2. もし分かれば、事故発生の場所、巻き込まれた当事者の氏名
  3. 謄本申請者が保険会社の場合は、保険証書番号
  4. 弁護士が申請する場合は、関係当事者からの授権証書
  5. 事故発生場所、日時
  6. もし分かれば、報告書番号
  7. 運転免許証の番号

車両―返却
貴方が車両を返却してもらうためには、ロス警察の返却証明書が必要です。返却証明書は、北ロサンゼルス通り150番地、パーカーセンター、部屋番号205号室でのみ入手できます。業務時間は、休日を除く月曜から金曜までの午前7時から午後9時までの間で、費用は15ドルです。

事故報告書の謄本を得る手続き
コミュニティーのメンバーは、自分の事故報告書を、中央交通部から、ロス警察が以下の地域で捜査した事故に限り、購入できます。その地域は、セントラル、ランパート、ホルンベック、ニュートン、及びノースイーストです。
コミュニティーのメンバーが購入する場合、事故報告書申請書を、以下の宛先に、郵便で提出しなければなりません。
 90014カリフォルニア州 ロサンゼルス市 6番通り、東251番地 部屋番 号164−A
 中央交通部 報告書販売課
その中には、ロサンゼルス警察に23ドル払えるよう、支払指図書(支払人が自行宛に振り出す小切手)又は郵便為替と、自分の宛名を記載したビジネス用の大きさの封筒を同封しておいて下さい。
報告書の謄本は、報告書がファイルにあれば、申請書を受け取った日から15日以内に郵送されます。
注意)23ドルは、コピーを取る費用だけでなく、各々の報告書を探す費用も含んでいます。もし、中央交通部が自分のコントロールの及ばない理由で、謄本の申請に応えることができない場合でも、23ドルは返金されません。追加の報告書の申請には、その度に23ドル掛かります。
事故報告書は、以下に記載した個人にのみ公開されます。 

  • 事故に巻き込まれた当事者
  • 未成年の場合、親または法定後見人
  • 報告された事故で傷害を負った者
  • 損傷した車又は財物の所有者
  • 民事賠償責任を負った当事者又は代理人
  • 弁護士又は上記の全ての当事者の正当と認められる代理人

   正当と認められる代理人は以下の者です。

  • 事件の当事者を正式に代理して行動できる書面による許可書を所持している者
  • 事件の当事者が付保している保険会社
  • 事件の当事者が付保している保険会社を正式に代理して行動できる書面による許可書を所持している者

事故写真は記録・識別部を通じて入手できます。事故写真のコピーを得るには、213−485−4193に電話して下さい。
逮捕報告書や死亡報告書のような事故報告書に相当する報告書は、事故報告書の一部として売られることはありません。

−ロサンゼルス郡保安官事務所−
公的記録申請
ロサンゼルス郡保安官事務所は、カリフォルニア公的記録法の精神を共有しています。その精神というのは、人民の業務に関係する行為についての情報へのアクセス権の保障は、この州のすべての人の基本的かつ必要な権利であるという精神です。ソサンゼルス郡保安間事務所の記録は、公開原則が免除されている訳ではなく、カリフォルニア公的記録法に従い、公開を求める事件の記録を合理的に特定できている申請に基づき、閲覧、謄本申請が可能です。州政府法典6253条。
カリフォルニア公的記録法は州政府法典の中にあり、6250条から始まります。カリフォルニア州の他の法令も、同様に情報と記録を公に広めることを統制しています。閲覧と謄本申請が可能な記録は、州政府法典6252条fに定義されたいかなる書面をも含みます。情報は、一定の条件に従った電子フォーマットの形でも入手できます。州政府法典6253条9項を見て下さい。
ロサンゼルス郡保安官事務所は、集中化された記録保持システムを有してはいませんが、申請手続きについての中央処理システムを有しています。保安官事務所は、記録の集中管理システムの一部課ですが、公的記録法の全ての要求を調整することにつき責任を持っています。
その住所は以下の通りです。
90040カリフォルニア州 コマース スイット220 イースタン通り4900番地
ロサンゼルス郡保安官事務所記録集中保管課
公的記録の謄本申請の費用は、郡の会計監査官によって決められた複写の直接の費用を含んでいます。ロサンゼルス郡法典2170条010a。この費用は一記録につき0・75ドルと、1ページごとに0・03ドルが別にかかります。要求があれば、情報は、電子フォーマットの形でも入手可能ですが、それは、郡保安官事務所が電子フォーマットの形で情報を保有している場合で、その情報が公開原則から免除されておらず、かつ、公開が法律で禁止されていないときに限ります。

−カリフォルニア高速警察隊−
一般情報
カリフォルニア高速警察隊(CHP)に、事故報告書を、本人自ら同隊の事務所に出頭してであれ、郵便でであれ、申請する際は、この書式を印刷して仕上げて利用できます。
事故関係当事者(例、運転者、歩行者、財物所有者、車両所有者、未成年者の親、法定後見人)が、CHPの事故報告書(調査書)の謄本を、その書面が整理保管されている同隊の事務所に出頭せずに得るには、以下に記載した指示がCHP190の書式を仕上げるのに役立ちます。

  1. 事故、事件発生日時
    正確な日時が分からなければ、大体の日時を書いて下さい。
  2. 事故、事件発生場所
    正確な場所が分からなければ、可能なかぎり場所に関する多くの情報を挙げて下さい。
  3. 運転者、車両所有者
    車両の運転者か所有者を挙げて下さい。貴方の財物だけ損害を受けた場合は、貴方の名前と住所を示して下さい。
  4. 関係当事者
    一つのボックスだけ印を付けて下さい。最も一般的な関係当事者は次の者です。運転者、歩行者、財物所有者、車両所有者、未成年者の親、個人の法定後見人。貴方が報告書(調査書)の謄本申請をできる権限があるかどうかわからないときは、どこのCHPでもいいですから連絡を取って、貴方が正当な関係当事者であるかどうか確認して下さい。
  5. 申請人
    このボックスに名前を印刷して下さい。
  6. 郵便番号、州、市、通り、番地
  7. 代理店、会社
    政府又は保険会社への申請
  8. 署名

追加的指示
申請する場合、貴方が正当な関係当事者かどうか確認できるよう、貴方の州の運転免許証か身分証明書のコピーを添付して下さい。そのような書類がない場合は、貴方の申請書上の署名が、資格のある公証人によって公証されていなければなりません。

よくある質問
Q.CHPの事故報告書の謄本はどうやって入手したらよいのですか。
A.CHPの事故調査報告書の謄本を入手するには2つの方法があります。
 1 貴方が関係当事者である場合は、どこのCHP事務所ででも、報告書の謄本をわずかな費用で入手できます。これを郵便でやろうと思えば、情報公開の申請書式である、CHP190書式を仕上げ(この書式は、このウェブサイトでダウンロードできます。)、それと貴方の運転免許証のコピーを、郵便でその報告書を保管している管轄のCHPに送ることによって、入手できます(CHP事務所のアドレスについては、ここをクリックして下さい。)。
 2 貴方の保険会社に事故報告書の謄本を取ってもらい、謄本を貴方のところまで送ってもらう方法もあります。

Q.どのCHP事務所からでも事故調査報告書の謄本を入手できますか。
A.はい。どのCHP事務所も、他からCHP事故報告書の謄本を入手できますし、
他の事務所に貴方に直接その報告書を送るよう、調整してもらうこともできます(例えば、貴方がロスアンゼルスに住んでいてカリフォルニア州のレディングで事故に巻き込まれたとします。その場合、南カリフォルニアのどのCHP事務所へ行っても、そこからレディングにあるCHP事務所からその事件の事故報告書を取り寄せてもらうことができますし、その報告書を貴方の自宅又は勤務先へ直接送ってもらうよう手配してもらうこともできます。)。

Q.事故報告書の謄本を入手するのにCHP事務所に行かないといけませんか。
A.
 1 情報公開の申請書式であるCHP190書式を仕上げて下さい。それは、このウェブサイトで入手できます。他に、申請書を、貴方が単純に個人的な手紙の形で書いてもいいです。仕上げた書式又は手紙を、貴方が正当な関係当事者であることを自分で確認した上で、事故の報告に責任のあるCHP事務所に送って下さい。通常、関係当事者は、事故が起きた場合の、運転者、歩行者、財物所有者、車両所有者、未成年者の親、個人の法定後見人のいずれかです。貴方が関係当事者であるかどうか分からなければ、貴方の地区のCHP事務所に問い合わせて下さい。
2 貴方の運転免許証か写真付き身分証明のコピーを取り、事故報告書の申請書に
添付して下さい。いずれの書類もなければ、CHP190書式または手紙を公証人に公証してもらう必要があります。一旦、CHPが貴方の申請を受け取り、正当な関係当事者であることが確認できたら、報告書の謄本を費用の領収書と共に貴方の住所に郵便で送付します。

Q.CHPで事故報告書の謄本を取る費用はいくらですか。
A.CHPはほんのわずかな費用しか複写の費用としてはいただきません(貴方の報
告書の謄本申請の費用を確定するため、その報告書が保管されているCHP事務所に問い合わせて下さい。)。CHPの事故報告書のための費用は、以下の通りです。

1−25頁 6ドル
26−50頁 12ドル
51−75頁 18ドル
76−100頁  24ドル
100頁超 6ドル
100頁超、25頁又はその1部分追加するごとに 6ドル

 この手続きや郵送については、他に余分な費用は不要です。貴方の個人の小切手又は郵便為替を、申請書と共にカリフォルニア高速警察隊に送って下さい。小切手には、もし分かっていれば、報告書の番号を記載して下さい。現金は受け付けません。

Q.事故の捜査が別の警察で行われた場合、CHP事務所から事故報告書を入手することはできますか。
A.いいえ。CHPは、自分たちが捜査した事故報告書の謄本しか入手できません。
その事故の捜査をした警察がわからなければ、貴方の地区の警察か、CHP事務所のいずれかに連絡を取り、正当な法執行機関がどこか探すのを援助してもらって下さい。

Q.自分が州外にいる場合、どうやって郵便で事故報告書の謄本を入手したらいいのですか。
A.郵便で事故報告書の謄本を入手できます。以下に記載した手続きに従って下さい。
1 情報公開の申請書式であるCHP190書式を仕上げて下さい。それは、このウェブサイトで入手できます。他に、貴方が単純に個人的な手紙という形で書いてもいいです。仕上げた書式又は手紙を、貴方が正当な関係当事者であることを自分で確認した上で、事故の報告に責任のあるCHP事務所に送って下さい。通常、関係当事者は、事故が起きた場合の、運転者、歩行者、財物所有者、車両所有者、未成年者の親、個人の法定後見人のいずれかです。貴方が関係当事者であるかどうか分からなければ、貴方の地区のCHP事務所に問い合わせて下さい。
2 貴方の運転免許証か写真付き身分証明のコピーを取り、事故報告書の申請書に添付して下さい。いずれの書類もなければ、CHP190書式または手紙を公証人に公証してもらう必要があります。一旦、CHPが貴方の申請を受け取り、正当な関係当事者であることが確認できたら、報告書の謄本を費用の領収書と共に貴方の住所に郵便で送付します。
   CHPページ最終更新:2003年11月20日午前3時47分15秒