暑中お見舞い申し上げます。 平成15年7月22日
 

暑中お見舞い申し上げます。
先日、交通事故の民事裁判で、「警察官から指示されて、被害者の信号が黄色と調書に記載された」との加害者の証言がありました。日常的になされているねつ造による事故捜査の断片を見た思いでした。交通事故の捜査は被害者抜きでなされ、捜査情報は一切被害者側に伝わりません。ところが、加害者側は損保の調査会社を通じて警察より捜査情報を入手し、被害者との示談交渉を行なっているのが実情です。他方で、かつて人身事故の起訴率が73%あった時代に比べて、今や起訴率はわずか11%です。被害者が監視できないシステムのもと、警察も検察も被害者に圧倒的に不利な調書を作成する図式が出来上がっています。犯罪扱いされない交通事故では即時情報開示が必要です。捜査段階で、被害者に捜査情報が開示されなければ、捜査に生じやすい「ねつ造」も防ぎようがありません。被害者の権利強化の早急な法整備が、日本の検察警察官僚国家に課せられています。
平成15年盛夏

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