大型トラックによる悪質事故 平成15年7月12日
 

今週発売の7月22号週刊女性から
6月21日水戸の国道で故障車に飲酒トレーラーが激突。30代夫婦は車外に出て、レッカー修理男性と3人いたところへ、トレーラーが夫婦を轢く事故。残された5歳男児は「パパがトレーラーの下に吸い込まれ消えた。ママはトレーラーに跳ね飛ばされ、宙を舞って、消えた。」と。 5歳男児は、車にいましたが、両親の最後の姿を目前で見ながら奇跡的に助かったという事件です。今週発売の『週刊女性』の飲酒運転による大型トラックの交通事故の特集記事です。私のコメントもあり、次の通り。

『悪質な運転により、人をしなせた場合には危険運転致死傷罪が適用されて殺人罪なみの最高15年の懲役刑が科されます。昨年6月からは飲酒運転の罰金額も大幅に上がりました。飲酒運転の厳罰化は一般のドライバーには抑制効果がでているのに、運送業界では飲酒運転による事故が後を絶たない。不況による過重労働やストレスで常習的に酒を飲むドライバーを放置し、事故が起きてもその場限りの対応で終わっているのです。もっと積極的に運送会社を行政指導したり、ドライバーを教育せねばなりません。』

コメントに呼応したようなぴったりの事件記事が今日ありました。
「兵庫県警もやるやないか」です。尼崎北署での警官による調書ねつ造事件が先日報道されてましたが、見直しますね、すこし。

毎日新聞記事から
〈運送会社〉過労運転などで4社を捜索 兵庫県警
兵庫県警は7月10日、自社のトラック運転手に対し、運送業務で過労運転やスピード違反をせざるを得ない業務を命じたとして、「三和組運送店」(神戸市西区)など運送会社4社を道交法違反(過労運転等の禁止など)の疑いで捜索した。過労運転は事故が起きてから判明するケースがほとんどだが、4社のうち3社は速度違反した運転手の取り調べから、会社の無理な指示が判明した。県警によると、事故を未然に防止するために、過労運転で会社を摘発するのは全国で初めてという。 他に捜索を受けたのは「甚兵衛急送」(千葉県佐倉市)、「一宮運輸」(愛媛県新居浜市)、「阿部興業」(横浜市金沢区)。
調べでは、各社はそれぞれ今年1〜6月、余裕のない時間指定での運送業務を自社運転手に指示するなどし、運転手に過労運転やスピード違反をさせた疑い。蛇行運転したり居眠りしながら速度違反した運転手への調べから、半月間休日なしの運転手に岡山県から埼玉県までの約780キロを17時間で行くよう命じた▽福岡県から大阪府まで約600キロを高速道路を使わず18時間で荷を運ぶよう指示した――などが判明した。県警は運行日誌などの書類を押収、分析を進める。
大型トラックの過労運転については、昨年8月に、三重県内の東名阪自動車道で渋滞中の車列に過労運転の大型トレーラーが追突し5人が死亡。また先月に起きた愛知県内の東名高速道路で4人が死亡した事故でも、トラック運転手の過労が原因と疑われている。【井上直樹】(毎日新聞)15年7月10日夕刊

こういうのは事前に摘発して意味があります。全国の警察にどんどんやってもらいたいですね。