交通事故不起訴事件 知る権利訴訟 (2)
史上初 供述調書提出される
平成14年9月7日
 

不起訴事件について、検察は実況見分調書しか、提出しません。全国画一的取り扱いです。
画一的に員面調書や検面調書は、一切提出しない扱いとして、頑固に開示してきませんでした。これまで、裁判所や弁護士会が検察庁と協議しても、絶対に客観的な鑑定書や信号周期表のみとして、開示対象を限定してきました。司法界では30年以上常識だったのです。
 しかし、実況見分調書でなく、員面調書(警察作成調書)や検面調書(検察作成調書)が、実況見分と別にあるのは事実であり、遺族がこれを知ることができないというのは、憲法21条の知る権利保障条項に反します。これが、今回の違憲訴訟のテーマ。
 こういう見地から、検察が不起訴事件について、供述調書を開示しないのは不当であり、不当な捜査を隠蔽するものである、として違憲訴訟を提訴しました。
 40ページに訴状でありました。遺族が独自に調査した資料や、CGもありました。捜査情報よりも、遺族の調査した情報は、警察のでっち上げを十分に証明するものでありました。したがって、警察の調書や捜査報告書はでっち上げである、違法捜査である、として、警察の不当捜査も弾劾しました。訴訟の対象は、検察の非開示行為のみでなく、警察の不当捜査にも広げました。
第1回期日は訴状提出でした。裁判官は府と国に対して、訴状に対する詳細反論を要求
第2回目期日 (被告は警察と検察)
被告検察   史上初の供述調書 公開
なんと、法務省は、員面調書と検面調書を開示してきました。史上初です。
最初はすごい!と関心しました。 しかーし、よく考えると、ふざけた話です。
 絶対に開示をしない、としてきた法務省の基準を破ってきました。任意提出です。
曰く【大阪府と協議しての提出と、捜査の違法性が問題となっているから、提出した】
実況見分調書以外の員面調書や検面調書の提出や、捜査報告書の提出はどういう意味があるのでしょうか?
1)司法関係者で毎年司法手続きについて、協議してきた『司法事務協議集』があります。
これには実況見分調書は出すが、員面調書や検面調書は出さないとし、例外を絶対に認めない扱いをしてきました。あの日野小学生殺人事件でも、わずかの捜査報告でした。
2)今回は検察は独自の判断でこれを提出してきました。
しかし、訴訟は検察の違法性と検事調べの違法性です。民事裁判です。交通事故民事訴訟も加害者の違法性を問う民事裁判です。土俵は同じです。
にもかかわらず、検察は身内が裁判される時には、捜査情報を任意に提出するのです。
極めて恣意的であります。勝手な検察です。
 被害者遺族がどれほど苦しんでも提出しない捜査資料を身内の副検事が訴えられれば、捜査資料を開示するのです。身勝手な検察です。
 これまでの基準はどうなるのでしょうか。裁判所を騙し、弁護士会も騙してきた協議集なるものは、意味がありません。
談合をしてきた司法機関も、だまされていたこととなります。詐欺的な非開示をしてきたこととなります。裁判所も弁護士会も談合の片棒をかついできたのも事実ですが、
検察は、本当に腐ってます。
 そもそも不起訴事件について、開示しないとすること自体が、不当なのです。それに気が付かない裁判所や弁護士会は、馬鹿の集まりでしょうか。
終わった記録について、開示しないのは、くさいものがたくさんあるからです。
終わった記録について、絶対に開示しようとしないのは、不起訴が不当なのです。
検察は仕事をしたくないために、起訴率を7割以上から1割として、仕事をしてません。捜査からも撤退した、といわれるほど、捜査をしません。捜査もせず、起訴もしない。これが検察の姿です。
検察の目が届かないところで、警察はしたい放題の、不当捜査がまかり通ってます。
警察は杜撰な捜査をし、目撃者など眼中にないこととなります。
 本題にもどると、開示しないとした訴訟の行方はどうなるのでしょうか。
 今頃、出すのであれば、最初から出せば、警察官の尋問等必要なかったのです。無駄な審理をさせられたこととなります。提出された資料によれば、争点がまるで違います。これでは、当事者は最初からやり直しです。ふざけた検察です。