13年度交通安全白書 平成13年8月3日
 

―1年間で負傷者が10%も増えるのは政策の誤り―
ようやく今年の交通安全白書が出ました。
12年の交通事故の死傷者数は116万4763人となったそうです。
毎年の白書を読んでみると、一昨年は99万人台、昨年は105万人台、今年は116万人台となっています。
加速度的に交通事故の被害者が増えていることを示しております。このうち毎年減っていた死者数はわずかとはいえ増えています。特筆すべきは負傷者の数が1年で10%も増加したことです。1年前の負傷者の増加率は6%でした。昨年の白書は59,722人の増加と指摘ありましたが、今年は、負傷者は105,300人の増加です。
 白書はその原因を探ってみますが,表面的現象だけです。
免許人口の増加といっても1年で10%も増加するわけではありませんし、老人の事故多発といっても決定的な原因でもありません。いずれも少しは寄与しているのでないかというくらいです。どうして,負傷者が毎年加速度的に増えているのでしょうか?
 13年の白書のなかでひき逃げ事件の検挙率の推移、の項目があります。
昨年も見て驚きましたが、今年はもっとびっくりですね。平成7年にはひき逃げの検挙率は79,5%でした。昨年見たのは11年が65,7%となっていることでしたが、今年の白書はさらに12年は50,0%まで落ち込んでいるのです。データ上,この1年で発生件数が40%も増加しており、問題ありますが、いずれにしても捜査のやる気や士気のなさが無くなっている重大な証拠であります。
起訴率もまた低下しておりまして、11%台に落ち込んでおります。やる気のない検察の姿もあります。
 白書が原因を分析し、対策を講じるための政策によるものであれば、加害者天国ニッポンとなっている検察や法務省の加害者に甘い体質にメスを入れるべきではないでしょうか。知らぬ存ぜぬで通る警察や検察,被害者は何にも知らないのでいいたい放題、悪い加害者はひき逃げも当然のようにする。モラルは捜査側とドライバーに向けて、厳罰化すべきであるし、加害者の言い分は被害者に通知すべきであります。そうすれば、事故になったら本当に大変だと認識する事となり、事故も減るでしょう。