暑中お見舞い申しあげます 平成12年7月15日
 

2000年度交通安全白書によれば、交通事故による死傷者数は約106万人となり、1年間で約6万人も増加しました。戦後、ドライバーが事故を起こしても、できるだけ起訴しないようにする政策が取られてきました。車の利便性を第一に考えてきたツケが回って来たようです。今検察庁が起訴する割合は、かつて70%だったのが12%台にまで低下し、ドライバーの運転モラルについての対策は放置されたままです。
車の利便性にのみ力点を置いてきた日本の交通政策は、今、環境問題を突きつけられていると同時に、交通事故処理現場の検察を始めとする警察、そして裁判所までも、モラルハザードが問題となってきています。交通犯罪に正面から取り組む姿勢がなければ、今の交通戦争に勝てるわけが無いと思いますが、如何でしょうか?

2000年盛夏 吠える弁護士 松 本  誠

法務大臣 殿
検事総長 殿