4 加害者の反省 

 今の刑事裁判は加害者にとって刑の減刑交渉の場として利用されている実情にあります。このことに裁判官は気付いていません。
 加害者は裁判官の前だけで反省していると言ったり、刑事裁判が始まってから弁護士に言われ、初めて遺族を訪問するポーズを見せるのがほとんどでしょう。
 被害者には謝罪の気持すら伝わらない場合がほとんどです。被害者抜きの裁判ですから、被害者遺族にはそれが嘘であると言う場すらありません。もちろん心からの謝罪の場合もありますが、悪質な場合が殆どです。裁判官も加害者=被告人としか接触しないので、被告人との不思議な連帯感が生まれます。ストックホルム症候群とでも言える現象です。被害者抜きの裁判システムですから、被害者側と接触できない裁判官には、自分の前では謙虚すぎる被告人の言葉が嘘とは思えないのが実際でしょう。ほとんどの事例で、加害者が法廷の場で言う「一生かけても償う」「遺族に心から謝罪をしたい」ということは実行されません。被告人は嘘をついているとなりますが、裁判のやりなおしや処罰されることはありません。法廷で嘘を言っておしまい、です。言ったもの勝ちの世界は、茶番劇というしかありません。